山梨県を代表するお菓子といえば「信玄餅(しんげんもち)」ですが、
福岡県にも信玄餅に似た「筑紫(つくし)もち」というお菓子があることはご存じですか?
ちなみに、
信玄餅は1968年、筑紫もちは1977年と信玄餅の方が先に発売されています。
「個人的に信玄餅はきな粉が粗く、筑紫もちはきな粉が細かく柔らかい印象です。」
福岡のお土産を探している方や信玄餅が好きだけど筑紫もちも食べてみたいという方は、
ぜひ参考にしてみてください!
筑紫もちとは
筑紫もちは、株式会社 如水庵(じょすいあん)が1977年に発売したお菓子で、
当時の社長(森恍次郎)が、幼いころに祖母に作ってもらったきな粉もちからヒントを得て作られた商品なんだとか。
お餅には筑紫平野などの九州産の「ヒヨク米」を使用されており、
そのヒヨク米をこだわりの水で煉り上げ、希少な大豆「タマホマレ」のきな粉をまぶして作られています。
貴重な大豆「タマホマレ」
筑紫もちに使用されているきな粉は、「タマホマレ」と呼ばれる国産大豆の中でも0.5%しかとれない貴重な大豆を使用されています。
きな粉にする前に、皮をむくというひと手間をかけてから豆をひいているため、きな粉にした時に香りと口どけが良くなるみたいです。
食べる際は、
付属されている黒砂糖の蜜(黒蜜)をかけて召し上がってください。
筑紫もちの名前について
筑紫もちを発売する時に「ちくし」と「つくし」どちらの読みが良いかを調べられたところ、
地元の人は「ちくし」と読み、地元以外の方は「つくし」と読むことがわかったそうです。
そこで、郷土歴史家の筑紫豊先生にも相談し、
古事記・日本書紀にはすべて「つくし」と書かれていること、
日本人のほとんどが(地元以外の人)「つくし」と読むということで、
「つくしもち」と振り仮名を付けられました。
しかし、
地元では「筑紫」を「ちくし」と読むため、如水庵は「ちくしもち」も正式な読みであるとされています。
そのため「つくしもち」・「ちくしもち」どちらで読んでも間違いではありません。
食べてみた
袋を開けると漂ってくるきな粉の風味が良い筑紫もちは、
ヒヨク米を使った柔らかいお餅と黒蜜の優しくて甘い味わいがとても美味しいお菓子でした。
信玄餅も食べたことがあるのですが、
信玄餅よりもきな粉が細かくて口どけが良いので個人的には筑紫もちの方が好きかも‼
どちらのお餅(信玄餅・筑紫もち)もあるあるだけど、食べるときはきな粉がこぼれるので注意してね~(・ω・)ノ
まとめ
・きな粉の風味と口どけ
・お餅の柔らかさ
・黒蜜の優しい味わい
筑紫もちは上記の3つを味わうことができるお菓子になっています。
信玄餅とはまた違った、
きな粉の口どけ感を感じることができるので、食べたことがないという方はぜひ一度食べてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました_(._.)_