求肥を大納言小豆で包んだ熊本のお菓子「陣太鼓」

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熊本の代表的なお菓子「誉の陣太鼓(ほまれのじんだいこ)」って知っていますか?

商品の名前だけ聞くと「どんな太鼓」となってしまいますが、

こちらの商品は、

やわらかい求肥を大納言小豆で包んだ和菓子になっています。

小豆が好きという方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

誉の陣太鼓の由来

そもそも「陣太鼓」とは、

戦場において戦士の士気を高めたり、軍勢の進退などを知らせる(合図)ために打ち鳴らされていた太鼓のことを言います。

この陣太鼓から名付けられたお菓子が「誉の陣太鼓(ほまれのじんだいこ)」です。

誉の陣太鼓の菓銘には、

手柄を立て、栄誉を受け、光栄に思う気持ちを託す。

そのような勇ましく凛々しい心意気が込められているそうですよ!

誉の陣太鼓(ほまれのじんだいこ

陣太鼓画像

誉の陣太鼓は、

株式会社お菓子の香梅(おかしのこうばい)が製造販売する熊本の代表的な銘菓です!

小豆の中でも特に粒の大きいと言われる大納言小豆を、半練りのようかん風に寒天で流し固め、

その中に九州産のもち粉を使ったやわらかな求肥を入れて作られています。

主な受賞歴

  • 1960年
    熊本日日新聞社熊本県観光土産品展創作コンクール 熊日賞
  • 1964年
    全九州奉納銘菓大展示会 知事賞
  • 1965年
    全九州山口奉納銘菓大展示会 総裁賞
  • 1966年
    第3回全菓子工芸大品評会 農林大臣賞
  • 1980年
    沖縄奉納銘菓大展示会 名誉総裁賞
  • 1987年
    菓祖中島神社 名誉総裁賞

美味しさの秘密

小豆北海道産大納言小豆

小豆の中でも粒が大きいと言われる大納言小豆を使用し、一粒ひと粒手選別で厳選されています。

熊本・阿蘇の伏流水

伏流水(ふくりゅうすい)とは、地表より下を流れる水のことで、地下水の一つ。

河川の水が川底の下にある砂礫層(されきそう)と呼ばれる、砂と小石が混ざった土で形成されている層にしみ込み、地中にもぐりこんで流れる水のことを言い、水質が良好で安定しているのが特徴だそうです。

包装:通称「紙缶詰製法

アルミフィルムを円形のカップに成形後、餡と求肥を詰めて、ヒダの部分を絞りこむ製法で包装されています。

保存料を使用せず、

出来立てをすばやく包むことで、甘みを抑えたみずみずしい上品な味わいを、製造日より60日間保つことができるそうです。

食べてみた

6個入りを購入してみると、次のような感じでした。

陣太鼓包装画像
陣太鼓 個包装画像

小さな箱に一つずつ個包装されており、

その小さな箱の下には陣太鼓を切って食べられるように紙ナイフが付いています。

陣太鼓紙ナイフ画像

この紙ナイフはアルミフィルムのまま切ることができるので、食べやすい大きさに切って食べることができますよ!

また、

食べ方については、個包装された箱の裏に【お召し上がり方】と記載されています。

陣太鼓の食べ方画像

食べてみると、

陣太鼓画像

小豆の風味を感じられるみずみずしいあずき餡と中のやわらかい求肥が美味しい‼

見た目は甘そうな感じに見えますが、思っていたよりも甘さは控えめになっていて、

寒天で固められている小豆餡も寒天の感じがないので食べやすい印象でした。

特に冷蔵庫で冷やして食べるのがオススメで、

冷やしても求肥がかたくならず、甘さも抑えられるので常温よりも食べやすいです。

まとめ

北海道産大納言小豆の味わいと、やわらかく粘り気のある求肥を楽しめる陣太鼓は、

熊本を代表するお菓子の一つ。

フィルムのまま紙ナイフで切り分けるのも楽しいので、

「懐かしい」と感じた方や、「食べてみたい」と思われた方は、ぜひこの機会に食べてみてください!

冷蔵庫で冷やして食べるのがオススメ

最後までご覧いただきありがとうございました_(._.)_

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