みなさん「チェリー豆」って聞いたことありますか?
チェリー豆は島原で長年愛されてきたお菓子で、そら豆を植物性の油で揚げて作られています。
甘いチェリー豆だけでなく、おつまみなどにも合うしょっぱい系のチェリー豆もあるので、
ぜひ参考にしてみてください!
(お茶菓子にオススメ‼)
チェリー豆について
チェリー豆は、株式会社 藤田チェリー豆総本店の先代である藤田貞行が、
1914年(大正3年)に佐賀県鹿島市でそら豆を油で揚げたお菓子を考案されたのがはじまりです。

当初はフライビンズ(フライビーンズ)のようなものを「いかり豆」、砂糖をまぶしたものを「サンライス豆」と呼んでいましたが、
1921年(大正10年)に、鹿島(かしま)中学校の英語教師から「鹿島の旭(あさひ)が丘は桜の名所だから、チェリー豆としたらどうか」と言われたことで、チェリー豆という名前になったそうです。
ちなみに、
1925年(大正14年)に本拠を島原に移されたみたいです。
こだわり
●島原の湧水
名水百選にも選ばれている、島原の湧水を使用して作られるチェリー豆は、
厳選されたそら豆を雲仙の山のふもとから湧き出る湧水に、夏場は一晩・冬場は二晩浸し、湧水のミネラルをふんだんにしみ込ませます。
その後、
長年こだわり続ける植物性の油で揚げるフライビンズへと工程を進めていきます。
●伝統製法
大きな鍋に砂糖・生姜・水飴・湧水を混ぜあわせながら火にかけ、焦げないように大きな櫂(かい:舟のオールのようなもの)を使って、漕ぐように混ぜて煮詰め合わせることで、舌ざわりの滑らかな「飴」が出来上がります。
鍋の火を止め、
フライビンズを形が崩れないように、まんべんなく混ぜ合わせていきます。
●品質
飴のからまったチェリー豆を、バラと呼ばれる大きなザルにあげて、
ひとつひとつくっつかないように最後は人の手で混ぜ込み仕上げます。
この地道な作業こそが、味と品質を維持できる秘訣だそうです!
種類
定番商品の「ラッキーチェリー豆」は、第17回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞されています。
◆チェリー豆

・ラッキーチェリー豆
(定番のしょうが風味)
・うに豆
・のり豆
・カレー豆
・塩豆
・黒糖豆
◆藤田チェリー豆総本店おすすめのチェリー豆

・和三盆
・黒蜜きなこ
◆期間限定のチェリー豆
・【春限定】桜咲くラッキーチェリー豆
(1月末~5月末頃まで)
食べてみた
8種類(ラッキーチェリー豆、うに豆、のり豆、カレー豆、塩豆、黒糖豆、和三盆、黒蜜きなこ)のチェリー豆を食べてみました~

豆の風味がないので、豆の匂いが苦手という方でも食べられるお菓子になっています。
甘い系(ラッキーチェリー豆、黒糖豆、和三盆、黒蜜きなこ)のものは、砂糖がコーティングされているので、硬くはないですが少しボリボリとしたような食感になっており、
しょっぱい系(うに豆、のり豆、カレー豆、塩豆)のものは、軽いサクサクとした食感を楽しむことができますよー!
個人的にオススメなのはのり豆でした。
のりの風味が良くて美味しかった‼
(しょっぱい系の方が軽い食感なので食べやすい印象です。)
定番のラッキーチェリー豆と黒糖豆、和三盆には生姜が使われているので、生姜の風味を感じながら食べることができます。
そのため、
生姜が苦手という方はこちらのチェリー豆は避けて購入されるといいかもしれません。
その他(藤田チェリー豆総本店)のおすすめ商品
かす巻
「第24回全国菓子博覧会審査総長賞を受賞」


カステラ生地で北海道産の小豆を包み、表面にザラメ糖をまぶしたかす巻は、職人が丁寧に焼き上げて作られています。
卵には長崎のブランド卵【太陽卵】を使用。
~食べてみた~

とても甘そうに見えてしまいますが、
実際に食べてみると思ったよりも甘さ控えめで食べやすいかす巻です。
ザクザクとした表面の砂糖とふわふわのカステラ生地が合わさった、ザクフワ食感を楽しめて美味しいのですが、
個人的にはもう少し小豆の風味を感じられたなぁと思いました。
でも、
ふわふわの生地が美味しいので、ぜひ一度食べてみてください!
まとめ
島原で長年愛されてきたチェリー豆。
一つ一つの豆も食べやすい大きさなので、サクサク・ザクザクと食べ進められ、
甘いチェリー豆としょっぱいチェリー豆どちらも美味しいので、
ぜひ一度食べてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました_(._.)_