【お土産】長崎のカステラ選びで迷ったら御三家カステラを食べてみて!

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「長崎のカステラ選びで迷っている方はいませんか?」

長崎には多くのカステラ店があり、

いざ購入しようとしても「どこのカステラにしようか」迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

長崎で有名な「カステラ御三家(ごさんけ)」と呼ばれる3つのお店を紹介したいと思います。

御三家のカステラをまだ食べたことがないという方はぜひチェックしてみてください!

目次

カステラ御三家とは

カステラ御三家」は「長崎三大カステラ」とも呼ばれ、

福砂屋文明堂総本店松翁軒(しょうおうけん)の3つの老舗カステラ屋のことを言います。

(創業年数が長い順だと福砂屋、松翁軒、文明堂総本店の順番です。)

福砂屋

長崎の方なら知っている方も多い福砂屋は、創業1624年の老舗中の老舗で、

創業以来、手づくりによる製法を守られています。

卵の手割りから、泡立て、混合、撹拌、釜入れ、焼き上げまで、ひとりの職人さんが責任をもって作られており、

気温、湿度の変化など熟練の職人さんが技と長年の勘で仕上げられています。

そのため、

一釜一釜味や色などが多少異なるようです。

福砂屋カステラ画像01
福砂屋カステラ画像02

福砂屋のカステラは、

生地がしっとりとしているのが特徴的で、

卵の風味を感じられるしっとり柔らかな生地に、少し小さめのザラメの相性が良い、上品な甘さのカステラになっています。

なぜコウモリマーク?

福砂屋では初代以来「福」の字を登録商標としていましたが、

12代の清太郎が長崎を代表する菓子としてカステラを育てたいという思いをこめて、新しい商標に「蝙蝠(コウモリ)」を選んだとされています。

福砂屋のマーク

蝙蝠を選んだ理由には諸説あるそうで、その一つとして以下のようなものがあります。

中国と長崎は砂糖を始めとする物資を仲介していたため絶えることのない交流があり、

その中国で「蝙蝠(コウモリ)」は慶事(祝い事、めでたい事)、幸運のしるしとして尊重されていました。

また、

中国では蝙蝠の「蝠」の字は「福」と同様に「フウ」と発音するので、非常におめでたいとされていたため、

福砂屋の福と共通するものがあって「蝙蝠」の商標にしたのかもしれませんね!

文明堂総本店

明治33年(1900年)に、中川安五郎によって長崎市に「文明堂」として開業されました。

「文明堂」の屋号は全国にありますが、「文明堂総本店」は1997年に「文明堂」から改称(名称を改めること)し、現在は長崎から福岡、広島までが「文明堂総本店」として構えているとのことでした。

そのため、

東京などにある文明堂とは、また違った会社になるそうです。
(東京にある文明堂は、実弟の宮崎甚左衛門が本店のノウハウを持って1922年に進出してできた会社になります。)

文明堂総本店のマーク

こだわり

カステラ専用卵
契約農場と一から開発したカステラ専用の卵「南蛮卵」を使用。

国内産の小麦粉
一般的な小麦粉に比べて粒度が細かく、グルテン形成が少ない小麦粉を使用。
(100%国内産の良質な小麦粉を使用)

もち米水飴
薄い褐色をしており独特の風味が特徴の「もち米水飴」を使用。
(一般的な無色透明の水飴は香りはないそうです)

文明堂と文明堂総本店のカステラでは使われている材料なども違うと思うので、
ぜひ文明堂総本店のカステラを食べたことがない方は一度食べてみてください。

文明堂総本店カステラ画像01
文明堂総本店カステラ画像02

文明堂総本店のカステラは、

上品な味わいで鮮やかな黄色いカステラ生地になっています。

生地には弾力と程よいしっとり感があり、ザラメの粒が少し大きめなので、ジャリジャリとした食感を楽しめますよ!

松翁軒しょうおうけん

松翁軒は、天和元年(1681年)に創業されたお店で、
初代山口屋貞助が本大工町(現在の長崎市魚の町)に店を構え、砂糖漬けやカステラ、南蛮菓子をつくったことが始まりです。

松翁軒のマーク

創業以来、受け継がれてきた伝統の製法で、熟練した職人さんがそれぞれの窯で一枚ずつカステラを手焼きで焼き上げられています。
(生地作りを担当した職人さんが自らの手で窯入れもされています。)

その日の天候や気温によって製法も少し異なるそうです。

松翁軒では、

ザラメを敷くのではなく「ザラメを使って焼き上げる」のが松翁軒のカステラ。

生地の下に残ったザラメは、焼き上げる時に生地に溶け切れずに沈んだものだそうです。

松翁軒カステラ画像01
松翁軒カステラ画像02

松翁軒のカステラは、

しっとり感がやや弱めなので、生地が少ししっかりとした印象ですが、パサついた感じはなく優しい味わいを楽しめます。

ザラメの量が多いので、ザラメを楽しみたい方にオススメです。

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松翁軒のカステラでぜひ食べて欲しいのが、チョコレートカステラのチョコラーテです。

チョコラーテは、
原料にチョコレートパウダーではなく、カステラに合わせて特注したチョコレートを使用されています。

パウダーと違い、手間もかかり焼き上げが難しいそうですが、

本物の美味しさを追求した長崎の元祖チョコレートカステラになります。

松翁軒のチョコレートカステラ画像01
松翁軒のチョコレートカステラ画像02

生地の感じは定番のカステラ(松翁軒カステラ)と同じですが、チョコレートが濃厚でとても美味しい!

しかも、

ザラメ付き♪

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まとめ

長崎土産のカステラ選びで困っている方は、

まずは長崎で有名なカステラ御三家がオススメ

紹介してきたカステラ御三家の中で私(クロハ)が好きものは、

福砂屋のしっとりとしたカステラと松翁軒のチョコレートが濃厚な「チョコラーテ」です。

御三家のカステラはどれも美味しいので、
長崎旅行などされた時には、ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

多くのカステラ店が長崎にはあるので、いろんなカステラを食べ比べて自分に合ったカステラを探してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました_(._.)_

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